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<岩波ホールセレクション>Vol.1 [抵抗と人間]

海の沈黙

デジタルリマスター版

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1941年、ドイツ占領下のフランスの片田舎。老人とその姪がひっそりと暮らす家の2階に、ドイツ軍将校が同居することになった。作曲家でもある彼はフランスに敬意を抱き、夜ごと独仏融合の夢を語るが、2人は沈黙を貫く……。「抵抗と人間」をテーマに連続上映される1本目は、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の長編デビュー作で、原作はヴェルコールの同名小説。デジタルリマスター版での上映で、モノクロームの映像美が際立つ。老人と姪のずっしりした沈黙に込められた抵抗、饒舌を装う将校の葛藤から、3者の想いがひしひしと伝わってくる。

Posted by まる Date : February 14, 2010

イベント概要

[解説]
フィルム・ノワールの伝統を引き継ぐ「サム ライ」(1967)、「仁義」(1970)で知られるジャン=ピエール・メルヴィル監督(1917-1973)の処女作。原作は、第二次大戦中、ドイツ占領下に地下出版されたヴェルコールの同名小説である。伯父と姪、2人のフランス人が、同居するドイツ人将校に「沈黙」をもって抵抗するという内容に、強い感銘を受けたメルヴィル監督は、戦後すぐに映画化に着手した。自らのプロダクションによる、極めて低予算で製作された本作は、セットを使わず、すべてロケ撮影、主人公3人の演技でドラマが進行するという画期的なものだった。そのためにヌーヴェル・ヴァーグ先駆となった作品といわれている。撮影のアンリ・ドカは、後にルイ・マル監督「死刑台のエレベーター」(57)、トリュフォー監督「大人は判ってくれない」(59)などで、ヌーヴェル・ヴァーグを代表するカメラマンとなった。

[物語]
1941年、ドイツ占領下のフランスの地方都市。1人の老人とその姪が暮らす家に、ドイツ軍将校ヴェルナーが同居することになった。ヴェルナーは音楽家で、フランス文化に尊敬の思いを持ち、毎夜、その気持を老人たちに語るが、彼らは沈黙をもって答える。そんなある日、ヴェルナーは休暇を利用して、念願のパリを訪れる。そこで彼が知った事実は……。

ジャン=ピエール・メルヴィル監督

1947年/フランス/1時間26分
モノクロ/デジタル上映

原作:ヴェルコール『海の沈黙・星への歩み』(岩波文庫)
撮影:アンリ・ドカ

配給:クレスト・インターナショナル

[ 映画 ドラマ 神田・御茶の水・秋葉原 ]
岩波ホール
日程終了
エリア 神田・御茶の水・秋葉原
住所 東京都千代田区神田神保町2-1 岩波ビル10F
アクセス 地下鉄「神保町駅」A6出口
電話番号 03-3262-5252
会場ホームページ http://www.iwanami-hall.com/
日程 2010年2月20日 ~2010年3月19日