ヒミズ

池の端にある貸しボート屋の息子、住田佑一は15歳の中学生。借金を抱えた父親は蒸発し、男を連れ込む母親はやがて家出。住田に憧れる同級生の茶沢景子は孤独な彼を励ますが……。古谷実の同名のコミックを、設定を3.11後に変更して園子温監督が映画化。ひりつく痛みを抱えて生きる中学生を、若手演技派の最右翼、染谷将太&二階堂ふみが演じてヴェネツィアで最優秀新人賞をW受賞。瓦礫が散乱する風景を利用して3.11後を表すセンスには感心しないが、役者の演技と魅力を最大限に引き出した監督の力量には大いに感服する。若くキュートな2人の効果で、いつもの園監督作品とは異なる味がした。
January 14, 2012<Introduction>
愛と希望にむせかえる、
まさかの「ヒミズ」実写版。
世界が号泣!
魂を揺さぶる衝撃の青春感動作!
100年に1本の奇跡。 鬼才:園子温×奇才:古谷実 想像を超えた驚異の化学反応。
『行け!稲中卓球部』で圧倒的な人気を獲得した漫画家・古谷実が、2001年から2003年にかけて「ヤングマガジン」誌上で連載し、“終わりなき日常”を生きる若者の閉塞感を容赦なく描ききった超問題作「ヒミズ」。長く渇望されつつも、「まさか」と思われていたこの作品の実写化を実現させたのは、刺激的かつ野心的な作風で今、最も目が離せない監督・園子温。 日本の漫画界、映画界を代表する2人がタッグを組んで放つ「ヒミズ」はとてつもない。その驚愕の化学反応は、猛々しく凶暴 にして、壮絶に切なく、圧倒的な感動で観る者すべての心を揺さぶる。刃の切っ先を突き付けるようなヒリヒリする緊張感で、観客の魂を縛り付け、それが極限まで達した瞬間に、その刃を投げ捨て、激しく抱きしめられるようなラストに突入する。緊張は一気に弛緩し、こみ上げる熱いものに嗚咽をもらさざるを得ない。 「ヒミズ」の実写化。あなたの想像は必ず裏切られる。これは愛と希望が溢れかえる、究極の感動作。これを観たら、もうそれまでのあなたではいられない。
世界が感嘆!きら星のごとく現れた、新たな2つの才能と、 独自の『ヒミズ』ワールドを彩る、個性豊かな俳優陣。
これまでも、大胆なキャスティングと独自の演出で俳優の魅力を十二分に引き出してきた園監督は、本作の主人公に染谷将太、二階堂ふみという原石を抜擢した。身を切るようにぶつかり合う彼らの壮絶な演技を引き出し、思春期の若者たちが抱える衝動と、その先にある、ほとばしるような生のきらめきを鮮やかに描き出した。コンペティション部門に出品された第68回ヴェネチア国際映画祭では、見事、世界各国から集まった並みいる俳優たちを退け、日本人としては初となる最優秀新人俳優賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)を染谷と二階堂がW受賞するという快挙を成し遂げた。 この二人の周りを固めるのは、ひと癖もふた癖もある個性派俳優たち。住田の貸しボート屋に集まる大人たちに、渡辺哲、吹越満、神楽坂恵、住田の両親役に光石研と渡辺真起子、茶沢の両親役に黒沢あすかと堀部圭亮など、園子温作品の常連たちが名を連ね、『冷たい熱帯魚』の怪演も記憶に新しいでんでんと、多くの作品でその存在感を放つ村上淳が、住田から借金を取り立てるやくざを演じている。さらに、窪塚洋介、鈴木杏が初めて園作品に参加したほか、過去の作品で高い評価を得た吉高由里子、西島隆弘(AAA)が再び園監督とコラボレーションを果たした。
<Story>
未来を失くした少年と、愛にすがりつく少女。
絶望の果てに、二人が見たものとは──?
住田祐一、茶沢景子、「ふつうの未来」を夢見る二人の日常は、ある事件をきっかけに一変。衝動的に父親を殺してしまった住田は、そこからの人生を「オマケ人生」とし、世間の害悪となる‘悪党’を殺していくことに決めた──。
住田祐一(染谷将太)、15歳。彼の願いは、「普通」の大人になること。 大きな夢を持たず、ただ誰にも迷惑をかけずに生きたいと考える住田は、実家の貸しボート屋に集う、震災で家を失くした夜野(渡辺哲)、圭太(吹越満)たちと、平凡な日常を送っていた。 茶沢景子(二階堂ふみ)、15歳。夢は、愛する人と守り守られ生きること。 他のクラスメートとは違い、大人びた雰囲気を持つ少年・住田に恋焦がれる彼女は、彼に猛アタックをかける。疎まれながらも住田との距離を縮めていけることに、日々、喜びを感じていた。 借金を作り、蒸発していた住田の父(光石研)が帰ってきた。金の無心をしながら、住田を激しく殴りつける父親。さらに、母親 (渡辺真起子)もほどなく、中年男と駆け落ちしてしまい、彼は中学3年生にして天涯孤独となる。 自身もまた、両親からの愛を受けられずに暮らす茶沢は、最悪の境遇にもがく住田に激しく共鳴し、彼を必死で励ますのだった。やがて、彼女の気持ちが徐々に住田の心を解きほぐしつつあるとき、その“事件”はおこった。住田のボートハウスに借金取りの金子(でんでん)と谷村(村上淳)が現れた。住田の父親の借金の取り立てに来たのだ。「こんな定番の不幸話じゃへこたれねーぞ! オレは必ず立派な大人になるんだ!」そう叫び、金子達の非情な暴力に立ち向かう住田だったが、彼の心は限界に達しつつあった。 ほどなく、再び住田の前に父親が現れ、彼にこう言った。「しぶといなぁ。俺、お前のこ と本当にいらないんだよ・・・」 その瞬間、住田の心は決壊し、全ての感情が溢れ出した。気付いたとき、彼の横に横たわっていたのは、父親の亡骸だった。 「普通」の人生を全うすることを諦めた住田は、その日からの人生を「オマケ人生」と名付け、その目的を、自分より悪い人間を見つけ出し、自らの手で殺すことに決める。毎夜、街を徘徊する住田の異変に気付いた茶沢は、彼を救い出そうと奔走するのであったが・・・。 夢と希望を諦め、深い暗闇を歩きだした少年と、ただ、愛だけを信じ続ける少女。2人は、巨大な絶望を乗り越え、再び、希望という名の光を見つけることができるのだろうか ─?
出演:染谷将太 二階堂ふみ
渡辺 哲 吹越 満 神楽坂 恵 光石 研 渡辺真起子 黒沢あすか でんでん 村上 淳
窪塚洋介/吉高由里子/西島隆弘(AAA)/鈴木 杏
監督・脚本:園子温
原作:古谷実「ヒミズ」(講談社『ヤングマガジン』KCスペシャル所載)(C)古谷実/講談社
製作:依田巽/吉岡富夫 エグゼクティブプロデューサー:小竹里美 プロデューサー:梅川治男/ 山崎雅史
製作・著作:ギャガ・講談社 制作プロダクション:ステューディオ スリー
2011年/日本/カラー/アメリカンビスタ/ドルビーSR/129分
1月14日(土)新宿バルト9、シネクイント他全国ロードショー
新宿バルト9 |
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|---|---|
| エリア | 新宿 |
| 住所 | 東京都新宿区新宿3-1-26 新宿3丁目イーストビル9~14階 |
| アクセス | 東京メトロ丸の内線「新宿三丁目駅」C4出口よりすぐ |
| 電話番号 | 03-5369-4955 |
| 会場ホームページ | http://wald9.com/ |
| 日程 | 2012年1月14日~終了日未定 |
シネクイント |
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|---|---|
| エリア | 渋谷 |
| 住所 | 東京都渋谷区宇田川町14-5 パルコパート3 8F |
| アクセス | 「渋谷駅」ハチ公口から「Q FRONT」と「109-2」の間の道を進み、「マルイシティ」手前の公園通りへ。「PARCO」と「GAP」の間の道を左折し、50mほど先右手。「PARCO PART3」8F。 |
| 電話番号 | 03-3477-5905 |
| 会場ホームページ | http://www.cinequinto.com/ |
| 日程 | 2012年1月14日~終了日未定 |
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