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FOUJITA

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「絵の静けさに気づき、それを表現しようと思った」と語る小栗康平監督、10年ぶりにメガホンをとり“伝記映画ではない”藤田嗣治を描写した。1920年代のパリ編と第2次世界大戦中の日本編に分けて構成、それぞれの藤田の生き様を絵画のような美しい構図の中で捉え、全編に研ぎ澄まされた神経と高い美意識が貫かれる。とりわけパリの歴史博物館で撮られた「フジタナイト」は豪華だ。藤田の風貌に酷似するオダギリジョーは、小栗の“絵筆”に身を委ね、フランス語堪能なパリでのフーフー(お調子者)時代も、日本での戦争協力画を描いた苦悩の時代も、柔軟に的確に演じきる。5番目の妻、君代を演じた中谷美紀のたおやかな存在感もまた素敵。東京国立近代美術館の藤田嗣治展も合わせてぜひ!

By 福嶋真砂代 November 13, 2015

イベント概要
(C)2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド・フィルム・プロダクション

『死の棘』で第43回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ&国際批評家連盟賞をダブル受賞、『泥の河』『伽倻子のために』『眠る男』など海外でも高く評価される小栗康平監督の、十年ぶりとなる最新作だ。パリで絶賛を浴びた裸婦は日本画的でもあり、大東亜の理想のもとに描かれた“戦争協力画”は西洋の歴史画に近い。小栗監督は「これをねじれととるか、したたかさととるか。フジタは一筋縄で捉えられる画家ではない」と語る。戦後、「戦争責任」を問われたフジタはパリに戻り、フランス国籍を取得。以来、二度と日本の土を踏むことはなかった。フジタは二つの文化と時代を、どう超えようとしたのか。

フジタを演じるのは、韓国の鬼才キム・ギドク監督作品に出演するなど海外での活躍も目覚ましいオダギリジョー。フランスとの合作は本作が初めてである。映画の半分を占めるフランス語の猛特訓を受けて、見事にフジタを演じた。フジタの5番目の妻・君代役には、『電車男』『嫌われ松子の一生』『縫い裁つ人』などで名実ともに日本を代表する女優 中谷美紀。さらに、加瀬亮、りりィ、岸部一徳ら味わい深い個性派が集まった。フランス側のプロデューサーは、世界的大ヒットとなった『アメリ』のほか、アート系の作品も数多く手掛けるクローディー・オサール。静謐な映像美で描く、フジタの知られざる世界が現出した。

監督・脚本: 小栗康平
キャスト: オダギリ・ジョー、中谷美紀、アナ・ジラルドほか

上映時間: 126分
配給: KADOKAWA

2015年11月14日(土)角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

[ 映画 ドラマ 新宿 ]
新宿武蔵野館
日程終了
エリア 新宿
住所 東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3階 [ 地図を表示
アクセス JR「新宿駅」中央東口より徒歩1分
東京メトロ丸ノ内線、副都心線「新宿三丁目駅」A5出口より徒歩3分
電話番号 03-3354-5670
会場ホームページ http://shinjuku.musashino-k.jp/
日程 2015年11月14日~終了日未定

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