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牡蠣工場

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岡山県牛窓の美しさに魅せられた想田和弘監督。牡蠣シーズンの漁師町を撮るうちに「この美しい風景は10年後、20年後にも存在しているだろうか」という危機感を抱く。工場内の「中国来る」の貼り紙にロックオンする想田カメラ、製作を手がける妻の規与子さんとの鮮やかなコンビネーション、飼い主がいながら想田家に餌をもらいにくる猫のシロのしたたかさ。観察する好奇心は留まることを知らず、深く、現象の裏にある真相に喰いつく。過疎化、高齢化、後継者問題の裏に存在する構造的、さらにグローバル化に伴う問題。それは牛窓に限らず、きっとどこの地方にもあてはまる現象だろう。それにしても牛窓。刻々と変化する海の美しさにうっとり。

By 福嶋真砂代 February 18, 2016

イベント概要
(C)Laboratory X, Inc.

舞台は、瀬戸内海にのぞむ美しき万葉の町・牛窓(うしまど)(岡山県)。岡山は広島に次ぐ、日本でも有数の牡蠣の産地だ。養殖された牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事は、代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牛窓の牡蠣工場は、いまでは6軒に減り、過疎化による労働力不足で、数年前から中国人労働者を迎え始めた工場もある。
 東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県から移住してきた一家は、ここ牛窓で工場を継ぐことになった。そして2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心。だが、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。隣の工場では、早くも途中で国に帰る脱落者も。果たして牡蠣工場の運命は?

ロカルノ国際映画祭に正式招待された本作は、「珠玉の智慧に満ちた映画」「目から鱗の現代日本の姿」「想田監督の最高傑作」などと、世界の批評家から絶賛された。牡蠣工場という小宇宙に、グローバル化、少子高齢化、過疎化、第一次・第二次産業の苦境、労働問題、移民問題、そして震災の影響など、大きな問題が浮かび上がってくる。想田和弘が見た世界の「現在(いま)」と日本の「未来」とは?

監督・製作・撮影・編集: 想田和弘
製作: 柏木規与子

上映時間: 145分
配給: 東風

2016年2月20日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー

[ 映画 ドラマ 渋谷 ]
シアター・イメージフォーラム
日程終了
エリア 渋谷
住所 東京都渋谷区渋谷2-10-2 
アクセス 「渋谷駅」東口から宮益坂を上り、青山通りへ。50m程先の横断歩道を渡り、薬局とコーヒー店の間を入りすぐ。
電話番号 03-5766-0114
会場ホームページ http://www.imageforum.co.jp/theatre/
日程 2016年2月20日~終了日未定

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