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木靴の樹

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エルマンノ・オルミ監督、1978年の名作が再公開となる。19世紀末の北イタリアベルガモ地方(オルミの出身地)、大地主の下に働く四軒の農家の暮らしが描かれる。そのうちの一軒の家の息子ミネクは神父の勧めで学校へ通うことに。遠く、子供の足には過酷な道のりを木靴を履いて懸命に通う。凍えた息子の足を温める父。そんなある日、木靴が割れ、父は徹夜で新しい靴を作るが…。自然光のみのロケーション撮影や非職業俳優の起用、まるでドキュメンタリーのような素朴なリアルさに驚く。労働に勤しみ、家族を愛し、自然に感謝して生きる、そんなシンプルなことを忘れかけた現代人への問いかけのような、オルミの深い洞察に胸を撃たれる。

By 福嶋真砂代 March 25, 2016

イベント概要
(C)1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO - ISTITUTE LUCE Roma Italy (co-production)

1978年、カンヌ国際映画祭の公式上映では、2000名を超える観客がスタンディングオベーションを送り、審査員全員一致でパルム・ドールに決定。その後も、アメリカ・ニューヨーク批評家協会外国語映画賞、フランス・セザール賞外国映画賞など、各国の映画賞を総なめし、日本でも大きな反響を呼んだエルマンノ・オルミ監督のイタリア映画「木靴の樹」が、四半世紀ぶりにスクリーンに戻ってきます。

本作によって世界の注目を集め、「聖なる酔っぱらいの伝説」(ベネチア映画祭金獅子賞)、「ポー川の光」、「楽園からの旅人」、80歳をすぎて万感の思いをこめた最新作「緑はよみがえる」など、オルミ監督は、時代が著しく変化するなかで、人間への信頼と愛情に満ちた多くの名作を発表してきました。世界の映画ファンから尊敬されるオルミの揺るぎない視線を示した代表作が「木靴の樹」です。

19世紀の末のイタリア、ベルガモ。厳しい大地主のもとで肩を寄せ合うように暮らす四軒の農家。小作人として働く彼らは貧しく、農具や生活の品の多くも地主から借りていた。そして収穫の3分の2は地主のものとなってしまう。親たちはもちろん、子どもたちもできる仕事をして手伝い、助け合って生きていた。

四軒のうちの一つ、バティスティ家のミネク少年は利発だった。教会の神父は、ミネクを学校に行かせるよう父に勧めた。バティスティはもうじきもう一人子どもが生まれるからとためらうが、神父は、主が利発な子を授けたのだからと諭す。ミネクは毎朝早く家を出て、村から遠く離れた学校まで通うことになった。
ある日、一足しかないミネクの木靴が割れてしまう。父は息子のために、川辺のポプラの木を切り、新しい木靴を作った。しかし、その樹木もまた地主のものだった・・・。

監督・脚本・撮影: エルマンノ・オルミ
キャスト: ルイジ・オルナーギ、フランチェスカ・モリッジ、オマール・ブリニョッリほか

上映時間: 187分
配給: ザジフィルムズ
日本初公開: 1979年4月28日

2016年2月26日(土)より4月22日(金)まで岩波ホールにて特別ロードショー

[ 映画 ドラマ 神田・御茶の水・秋葉原 ]
岩波ホール
日程終了
エリア 神田・御茶の水・秋葉原
住所 東京都千代田区神田神保町2-1 岩波ビル10F
アクセス 地下鉄「神保町駅」A6出口
電話番号 03-3262-5252
会場ホームページ http://www.iwanami-hall.com/
日程 2016年3月26日~2016年4月22日

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