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風の波紋

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「大地の芸術祭」で知られる越後妻有。この日本有数の豪雪地帯で、『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』(監督:佐藤真)でカメラマンを務めた小林茂監督が、5年にわたり里山の営みを追いかけた滋味豊かなドキュメンタリー。移住者と地元の人々が手を取り合って茅を葺き、田畑を耕し、雪を下ろし、山野の恵みを分かち合って酒を酌み交わす。日本古来の暮らしぶりが映し出されるが、声高に何かを叫んだりしない慎ましさが心地いい。草木を揺らす風の音に耳を澄まし、肉が焼ける香りに鼻をひくつかせ、長く厳しい冬の後に訪れる春を共に祝おう。闘病中の監督の生きるよすがとなった映画は、観客にも光をもたらしてくれるはずだ。

By まる March 19, 2016

イベント概要
(C)カサマフィルム

越後妻有の里山暮らし。
風がおしえてくれたこと。
いのちと暮らす、いのちを食べる。

舞台は越後妻有の里山。この雪深い村に都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしてきた。ゴリゴリと豆を挽いてコーヒーを淹れ、野山の恵みを食卓にならべる。悠々自適、気ままな田舎暮らしに見えるけれど、ときに自然はきびしい。冬ともなれば雪がしんしんと降り続け、来る日も来る日も雪かきに追われる。ひとりでは生きられない。茅葺きや稲刈りも協働作業だ。木暮さんのまわりには不思議と個性ゆたかな仲間が集まり、ことあるごとに囲炉裏を囲んで宴がはじまる。歌と笑い、もちろんお酒もかかせない。そうやって、ここでは新しいかたちの「結(ゆい)」がゆるやかに息づいている。ある春の朝、大きな地震がおきた。木暮さんの家も全壊したが、彼は再建を決意する――。

心をこめて丹念に作られた一本の映画が、私たちの暮らしにとって、たいせつな糧になることがあります。5年の歳月をかけて、『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』のスタッフたちがドキュメンタリー映画の新たな地平を見つけました。

監督:小林茂
2015年/99分/DCP/カラー/日本
配給:東風

3月19日(土)より、ユーロスペースにてロードショーほか全国順次公開

ユーロスペース
日程終了
エリア 渋谷
住所 東京都渋谷区円山町1-5
アクセス JR「渋谷駅」ハチ公口より徒歩10分
電話番号 03-3461-0211
会場ホームページ http://www.eurospace.co.jp/
日程 2016年3月19日~終了日未定

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