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REALTOKYOピックアップイベント:ステージ

壱組印:劇、ということ

ザ・スズナリホール 2010年8月27日 ~ 2010年9月5日

ツイッターなる文明が発達し、原田宗典センセイの執筆のようすがリアルタイムにわかることは、ファンにとって至福! ときどき、われらが大谷亮介さまの寝乱れた浴衣姿など、一部マニア向けサービスショットや、生原稿パチリなどあり、心躍ります。挿入歌「私は生きている今を」がアップされたときなど、まさに今を生きるわたしたちが「なう」を共有した瞬間でした。とはいえツイッターでは劇、というものは語りきれきません。劇場に行くこと、それもまた、まさに、今を生きること。東宝『レベッカ』にて、氷より冷たい家政婦長役で客席を恐怖に沈めた、シルビア・グラブさまも、残暑ふき飛ぶ微笑みで、私たちの到着を待っていてくれることでしょう。

Posted by ヨコウチ会長 Date : July 30, 2010

少年王者舘:ガラパゴス

ザ・スズナリホール 2010年8月19日 ~ 2010年8月24日

少年王者舘はいわずと知れた(?)名古屋の劇団ですが、名古屋開府400年記念『第63回西川流 名古屋をどり』(9月4日~13日 中日劇場)の宣伝コピーに、こんな言葉をみつけました。「日本のガラパゴス・名古屋だからこそ生まれた独特な公演」。え、名古屋って日本のガラパゴスなの!? だから、少年王者舘の新作も『ガラパゴス』なの?!  名古屋だけで生まれる特異な表現というのは、はたして名古屋だけでしか通用しないのか、といえばそれは日本国内でツアー公演があり、ときには海外に招聘されるアマノテンガイ作品に関しては「NO」だ。ただ、あの懐かしいような苦しいような、夢のような現実のような世界は「物語性」を重視する方にはおすすめしません。マジックのような舞台装置、刺さるようなざわめくような映像、訛りのような口当たりのいい言葉の中で身をまかせられる方にのみ、おすすめいたします。

Posted by ヨコウチ会長 Date : July 30, 2010

ドラムストラック

天王洲 銀河劇場(旧アートスフィア) 2010年8月17日 ~ 2010年8月29日

南アフリカといえば、アパルトヘイト政策が色濃く残った『第9地区』の映画のシーンを思い浮かべる人もいるだろう。しかし何と言っても今年のワールドカップの盛り上がり! 平和の象徴として、足の祭りがワールドカップなら、手の祭りは『ドラムストラック』! 南アフリカと交流100年を迎えるこの年、舞台とわたしたちが1つになれるもっとも熱くて、楽しいイベント。その日、わたしたちだけがその場所だけで作れるホットなビートで、会場全体、猛暑も乗り切ろうではないですか! ほてった身体をさますには、会場近くの海沿いを歩いたり、クルーズつき切符を買っちゃうのもおススメですよ!

Posted by ヨコウチ会長 Date : July 29, 2010

Spicy, Sour, and Sweet

東京芸術劇場 小ホール1 2010年8月13日 ~ 2010年8月15日

今、小憎らしいほど若人らしいはじけた劇団といえば快快。前作『shibahama』では古典落語『芝浜』のロマンをやすやすと解体して、愛すべき駄目駄目な現代のくまちゃん(主人公ね)達を、切なくバカバカしく体現してみせた。その彼らがタイの若手カンパニーと競演するらしい。今までのアジアの国々とのコラボ演劇といえば、ポリティックスに絡めとられて、感銘は受けても正直肩が凝るものが多かった。でも若者の越境こそ、そんなしかつめらしいものからは遠いところで、ガチンコかつスルリと成立してほしい。そんなことをつい期待させちゃう彼らです。

Posted by 前田愛実 Date : July 21, 2010

テニスコートコミック2010:見テ。ニューボール

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場 2010年8月26日 ~ 2010年8月29日

本番近くになると「『ミヤネ屋』の閲覧禁止」という極刑を自分に課している吉田正幸さま、パシリ役をやらされるあまり、中島らも様なみに明るいウツに!?  そんな生活をブログで執拗にご報告くださったりツイッターで架空人物紹介【Kokipedia】を展開する小出圭祐さま(いまをときめく小出恵介さまに、あらず!)、その変態役のハマリっぷりから、ハレンチツイッター【縛られ亭びん太のマゾかけ】を書いているのは、この人に違いない! と確信させる神谷圭介さま。男3人からなるユニットに、自称「4人目のテニスコート」山口智子さまが加われば、もう新百合ヶ丘がテニスコートワールドに染まること間違いなし! アルテリオ小劇場の「クリエイション・サポート事業」である今公演、川崎市民のわたくしも、テニスコートに税金が使われるのなら大賛成です。今後、川崎市民の挨拶が「テニスコート、見た?」に統一されるくらいの一大ムーブメントをおこしてください!

Posted by ヨコウチ会長 Date : July 9, 2010

音楽劇:ガラスの仮面~二人のヘレン~

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール 2010年8月11日 ~ 2010年8月27日

一昨年に音楽劇として上演されるとなったとき、チラシがどうも安っぽい気がして、観に行こうと思っていませんでした。だけど観てみたら、鮮烈で、まっすぐで、「私、お芝居が好き!」という気持ちがキラキラ輝いて、すっかり心の深いところを射抜かれてしまったのです。そもそも私は『コーラスライン』の「5,6,7,8!」というカウントだけでも泣けるくらい、夢いっぱいの若者たちのオーディションや稽古にかける意気込みに弱いものですから、オープニングにみんなが「舞台に立てるだけで、ものすごく楽しい!」という表情でダンスなんかされた日にゃ、涙腺は早々に決壊。「自分の好きなことから逃げずに立ち向かいたい!」そんな青臭いけれど、ずっしりとした勇気と希望が放たれている舞台は、なんて清清しいんだろう。そんな爽快な気持ちで劇場をあとにしました。この感覚が味わえるなら、さいたまも決して遠くない。まだ無名の若者たちが、明日に向かって飛ぼうとする——その心意気が、私たちを夢いっぱいのあの日に連れ戻してくれます。ファミリーシアターということで、演劇への「はじめの一歩」にも最適。私もマヤや亜弓さんみたいに、お芝居をやりたい! って子どもはもちろん、おじいちゃんおばあちゃんも思うかも。そう、チャレンジはいつからだって遅くない! 今からだって飛ぼうよ!

Posted by ヨコウチ会長 Date : July 1, 2010

イン・ザ・ハイツ

東京国際フォーラム ホールC 2010年8月20日 ~ 2010年9月5日

物語としてはとてもあたたかくてシンプルで、目新しさを求めるなら物足りないかもしれません。しかしなんと、ヒロイン・ヴァネッサ役が、昨年の『RENT』でミミを演じたレキシー・ローソンさまだっていうじゃないですか! 超COOL! 彼女なら、この舞台独特の、ダンスで流れるように場面を転換する動きを、さらにカッコよくしてくれるでしょう。いや、ダンスばかりが強調されるこの舞台ですが、私が好きなのは、なんといってもオープニング。何の変哲もない朝のシーン。皆がわらわらと生きている、ただそれだけで、「ここで生活しているんだね」と胸が熱くなってしまうのです。主役・ウスナビはもちろん、かき氷売りのおじさんや、ご近所さんが愛おしい。だから私は、ワシントンハイツに住むみんなに会いに行く、そんな感覚なのです。Let's go to the Washington Heights. You must take the 'A' Train!

Posted by ヨコウチ会長 Date : June 29, 2010

第1回ブス会*:女の罪

リトルモア地下 2010年7月29日 ~ 2010年8月10日

1年を思い返せば、一番通った劇場はリトルモア地下だった!(今年もすでに篠崎芽美solo dance performanceで心と肉体を鷲掴みにされ、コントユニットテニスコートも、ここでのフォルトシリーズ3作ですっかり虜になりました。)今、一番セレクションを信頼している劇場が、また仕掛けてくれました。AV業界撮影風景を描いた『女のみち』(宮史郎とぴんからトリオに、あらず!)で鮮烈に「おんな」を魅せてくださったペヤングマキさまの新プロジェクト、その名も「ブス会*」。そのメンバーを見渡すと……全然ブスがいないじゃないか! そんなブス専の叫びが聞こえてきそうですが、「私の友達の、すごいカワイイ子紹介するね」と言われて「女から見たカワイイ子」を紹介されるより罪はない! 日々このように見え透いたウソをつくのが普通の女の罪ならば、果たしてこの美女たちが描く「女の罪」はどれほどの重罪!? チラシ画像の、真っ赤な「女」に囲われ縛られ、十字架にはりつけられた姿と、添えられたアナルマークはダテじゃない、パンチの効いた舞台になることでしょう。ところで、日程の中に「オフ会」がありますが、これは、この、キレイなお姉さま方とお話できるということでしょうか。美女たちの饗宴にお邪魔したいという妄想を実現できるのでしょうか。個人的には、男らしいキノコ舞踊団たちがムチャをすると、必ずビンタしにくる仲坪由紀子さまに、「アンタ、何しに来たのヨ!」と、ひとつカツを入れていただきたく存じます。

Posted by ヨコウチ会長 Date : June 26, 2010

本能中枢劇団:家庭の安らぎの喜びと恐怖

こまばアゴラ劇場 2010年7月23日 ~ 2010年8月1日

ベターポーヅ時代から「舞台に食べ物が出てきて、前列のお客さんに配る」というお約束の西島明さま主宰・本能中枢劇団。昨年の公演で配られた仮チラシでは、次回作は「『スター千一夜』と『千夜一夜物語』の区別がつかないお手伝いさんの話」と読んだ気がするのですが、先日来たDMには、元気よく「客は皆、劇場にパンを持参すること!」って……。西島明さまといえば、「はちみつのニオイを発する男」として、そのフェロモンを嗅がずに帰れる女はいないほど(?!)。「きっとこれは、西島明さまから発せられる、はちみつのニオイをオカズにパンを食べろ、ってことなんだわ!」と色めきだっていたら、このパン、入場時に回収されちゃうっていうじゃないの!! (「返却ご希望の方は、パンは見せるだけにして、係りの者の回収要求には断固拒絶の意志をお示しください」って、やっぱり、見せるだけにしても必要なのね……。)しかしパンを持参する方式が小劇場にひろまれば、役者たちが食いっぱぐれる、ということはないよね! ただ、新しいパン、とは書かれていないので、回収したパンを食べようと思っているのであれば、お気をつけあそばせっ。

Posted by ヨコウチ会長 Date : June 26, 2010