小林エリカ(作家・マンガ家) 1978年東京生まれ。2007-8年AsianCulturalCouncilの招聘でアメリカ、ニューヨークに滞在。 現在、東京在住。2014年小説「マダム・キュリーと朝食を」(集英社)で第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補。 著書は”放射能”の歴史を巡るコミック「光の子ども1,2」(リトルモア)、作品集に「忘れられないの」(青土社)他。
横浜美術館主任学芸員、ヨコハマトリエンナーレ2020企画統括。 現代美術の展覧会を中心に企画。近年の主な展覧会に、”Hanran: 20th-Century Japanese Photography”(ナショナル・ギャラリー・オブ・カナダ、2019‐2020年)「昭和の肖像―写真で辿る『昭和』の人と歴史」展(アーツ前橋、2018年)他。横浜美術館の企画に「BODY/PLAY/POLITICS」展(2016年)、奈良美智展(2012年)、高嶺格展(2011年)、金氏徹平展(2009年)、GOTH –ゴス–(2007‐08年)など。
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キュレーターと美術評論家、ヨガ・インストラクターを経て現在は政府機関にて国際会議などの通訳・翻訳の仕事をする。座右の銘『ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい』
キュレーター。東京在住。近年の主な展覧会やプロジェクトに「ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ」(2017)、「トレッドソン・ヴィラ・マウンテン・スクール 2016」(2016|落合多武&アン・イーストマン企画発案)[共にstatements(東京)]、「ミヤギフトシ American Boyfriend」(2013~)など。また、インディペンデント・パブリッシャーとして、増本泰斗、青木陵子、ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ、青崎伸孝、南川史門などのアーティスト・ブックやzineの企画・発行も手がける。
(音楽家/ヴァイオリニスト) 1964年北海道生まれ。エレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者。「1991-1992 JAPAN – UK Festival」の中心展示「VISIONS OF JAPAN」(Victoria and Albert Museum)のサウンド・ディレクターを務め、渡英。帰国後、日本最初期のレイヴ・パーティー「WATER」をオーガナイズする。「BONDAGE FRUIT」「DEMI SEMI QUAVER」「TWIN TAIL」「渋さ知らズ」「カルメンマキ andサラマンドラ」「SIGNALS」を始め、様々なグループ/セッションに参加。96年、山本精一と「ROVO」結成。フジロック・フェス、メタモルフォーゼ、ライジングサンロック・フェス、アラバキロック・フェス、ドイツ・メールス・フェス等の国内外のフェスティヴァルに参加するなどして、90~00年代の東京のジャンル越境(オルタナティヴ)のシーンを牽引した。02年に初来日したファナ・モリーナ、フェルナンド・カブサッキとの共演を機にアルゼンチンの新しい音楽シーンと交流を深める。09年には、サイケデリック・ロック・バンド「GONG」の結成40周年を記念したアルバムに、スティーブ・ヒレッジと共に参加。
比較的新しい芸術表現であるメディアアートを通じ、技術と社会との関係について研究している。展覧会の企画制作や、メディアテクノロジーを理解し体験できるワークショップを展示や教育、医療の現場等で実施してきた。また、テクノロジーを用いた作品鑑賞支援にも取り組んでいる。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業後、同校研究員、NPO法人デジタルポケット理事、文化庁研究補佐員、日本芸術文化振興会基金部プログラムオフィサー(メディア芸術)を経て、現在日本工業大学先進工学部情報メディア工学科准教授。
資生堂ギャラリーディレクター/キュレーター 近年の企画にとして「第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界」(2021)、「Surface and Custom」、「荒木悠 ニッポンノミヤゲ」(2019)、「蓮沼執太 ~ing」(2018)、「かみ コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎」(2017)、「椿会展-初心- 赤瀬川原平、畠山直哉、内藤礼、伊藤存 青木陵子、島地保武」(2013~2017)など。
カンザス大学美術史学部准教授。同校にて日本近現代美術史とアジア系アメリカ・ディアスポラ美術を教える。著書に『日本帝国の鏡像:洋画家たちの男性像 1930年-50年』(ブリル出版、2015年)、共編にスペンサー美術館年次雑誌『レジスター』特集号「アジア近現代美術」(2019年)。その他の論文・展覧会カタログエッセイ等の刊行物には、「現代のご真影:天皇、アート、そしてお尻の穴」『平成時代の日本(1989-2019):学際的視点から』(村井則子、ジェフ・キングストン、ティナ・バレット編、ラウトレッジ、2022年)、「アジア系アメリカ美術史の歴史とその現状」『科研報告書:谷口富美枝研究』(北原恵編、大阪大学文学研究科、2018年)、「近代日本の戦争ヒーロー達:1930年代初頭の戦争フィーバーと爆弾三勇士」『利害の衝突:近代日本の戦争と美術』(フィリップ・フー編、セントルイス美術館、2016年)などがある。
戦後日本美術史研究。府中市美術館学芸員。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。作品と基礎資料の調査を基礎に、展覧会企画や論文を通して戦後日本美術史の記述を行う。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。
担当した展覧会に「高松次郎—思考の宇宙」(2004年)、「多摩川で/多摩川から、アートする」(2009年)「描く児—O JUN 1982-2013」(2013年)。主な執筆に「可能性のドローイング」(『高松次郎 All Drawings』大和プレス発行、2009年)、「二十年後の返礼」(『Reflection: 返礼-榎倉康二へ』論考編)、『青木野枝 流れのなかにひかりのかたまり』(左右社 2019年)。共編著に『高松次郎を読む』(水声社、2014年)。
便利堂 海外事業部ディレクター 高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジへ留学し、卒業後はニューヨークに拠点を移し、現代アートや写真のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。長年に渡った米国生活の後、2011年1月に帰国。2016年には自身の体験を通したアートや写真のことを綴った著書『アートの入り口(アメリカ編)』と続編となる『ヨーロッパ編』を太田出版から刊行。2017年1月より京都便利堂の東京オフィスを拠点にして、写真の古典技法であるコロタイプの普及を目指した活動を行なっている。
音楽ライター、ラジオDJ、大学教員。東京音楽大学/大学院で作曲と音楽学を学び、現在はクラシック音楽、現代音楽、ジャズ、映画音楽を主領域にして活動。執筆メディアも『intoxicate』『ラティーナ』『レコード芸術』『ぶらあぼ』『教育音楽』等とジャンル横断的。その他にも、Jazz The New Chapter 5に論考を寄稿、新日本フィル 定期演奏会ルビーのレクチャーを担当、都内主要オーケストラの曲目解説を執筆、インターネットラジオOTTAVAで毎週4時間生放送を担当している。
写真:平舘平
キュレーター 。コーディネーター。森美術館学芸部勤務を経て、2009~2018年までインド、ニューデリー在住。滞在中は現地から現代美術情報を美術雑誌に紹介するほか、日本の国際展や展覧会の現地コーディネイトおよび調査に携わる。主な活動に、国際交流基金「Omnilogue:Journey to the West」展(2012)、現地コーディネーター(デリー)、第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014協力キュレーター(インド)、小沢剛「The Return of K.T.O.」(2017)の現地制作コーディネイター(コルカタ)など。現在は拠点を東京に移し活動。最近では、東京都現代美術館「石岡瑛子ー血が、汗が、涙がデザインできるか」展のコーディネイターを務める。
慶応義塾大学文学部フランス文学科卒。美術・音楽評論家、画家、グラフィック・デザイナー、アート・コンサルタント。ユリシーズ同人。著書『シュザンヌ・ラフォンの場合』(ファランステール、1999年)、監修書『T・レックス・ファイル』(シンコーミュージック・エンタテイメント、2005年)、『フリクション ザ・ブック』(ブルース・インターアクションズ、 2007年)、『アシッド・フォーク』(シンコーミュージック・エンタテイメント、2009年)、他多数。 また、2017年はアンディ・ウォーホル/ジェラード・マランガのアートブック『Screen Tests / A Diary』の復刻とテキスト執筆に尽力した。
ダンス研究。主な研究対象は、2000年代以降の現代ダンス。また、ダンスアーカイヴの構築と活用をめぐるリサーチも継続的に行っている。2015-2016年度フランス政府給費留学生として渡仏し、パリ第8大学で修士号(芸術学)を取得。川村美紀子「地獄に咲く花」パリ公演をはじめ、ダンスフェスティバルや公演の企画、制作に多数携わる。「ダンスがみたい!新人シリーズ16・17」審査員。(独)日本学術振興会特別研究員(DC1)。現在、早稲田大学文学研究科博士後期課程在籍。