1960年生まれ。写真家・批評家。多摩美術大学情報デザイン学科教授。芸術人類学研究所メンバー。映像人類学を専門に、写真、テキスト、映像インスタレーションなど異なるメディアを結びつける活動を続けている。記憶、移動、群衆といったテーマで作品制作、出版、キュレーションを行う。国内外での国際展のディレクションも手がけ、ベネチア・ビエンナーレ2007では日本館コミッショナー、あいちトリエンナーレ2016では芸術監督を務める。
群馬県立女子大学文学部准教授(舞踊学・美学)、ダンス批評家、振付家。20世紀のアジアを軸とするダンスのグローバル・ヒストリー、および振付の理論を研究している。共著『Choreography and Corporeality』(2016年)、『バレエとダンスの歴史』(2012年)、論文「アーティストが民俗芸能を習うということ」(『群馬県立女子大学紀要』38号、2017年)、「舞踊の生態系に分け入る」(同39号、2018年)など。三陸国際芸術祭プログラム・ディレクター(海外芸能)。
多摩美術大学芸術学科卒。世田谷美術館学芸課に勤務後、株式会社カンバセーション&カムパニーで、音楽やパフォーミングアーツの企画制作やレーベル運営等を手掛ける。また、2001年より、ウェブサイト・マガジン realtokyoの立ち上げに携わる。2005年に愛知県で開催された日本国際博覧会では、数々の国際プロジェクトを担当。 「フェスティバル/トーキョー」2011アソシエイト・ディレクター、「愛知トリエンナーレ」2013パフォーミングアーツ部門プロデューサー、「六本木アートナイト」2014メインアリーナ担当ディレクター、「国際芸術祭あいち2022」パフォーミングアーツ部門アドバイザーなどを歴任。また、2012年以降は、公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場のスタッフとして、国内外のパフォーミングアーツの企画制作等に携わっている。
(photo: Ryuji Miyamoto)
ライター。1987年生まれ。Timeout Tokyo、Forbes Japanなどの媒体に寄稿。
舞踊・演劇評論家として複数のメディアに寄稿。㈱マガジンハウスの編集者(雑誌ブルータス、書籍「アンのゆりかご、村岡花子評伝/村岡恵理著」「シェイクスピア名言集/中野春夫著」「現場者/大杉漣著」等)を経て現職。実験的な作品から古典まで、多彩なパフォーミングアーツを巡り、芸術と社会の関係を研究。90年代前半から海外の国際芸術祭を視察し、美術評論や書評も手掛ける。国際演劇評論家協会(AICT) 会員。早稲田大学演劇博物館招聘研究員。
1963年東京生まれ。國學院大學文学部在学中から放送・出版の仕事をはじめ、FM横浜に入社、番組の企画・編成を手掛ける。独立後、雑誌『Hanako』や『クロワッサン』で編集に携わる。90年代半ばから「伝統と現代」をテーマとして、能・狂言を中心に、茶、禅、花、香など東山文化の芸道、芸能を専門に書籍や記事の編集・執筆、講演を行う。著書に『能の新世紀』(小学館)、『新作能 紅天女の世界』(白泉社)、『鼓に生きる』(淡交社)ほか。
ダンス研究者。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論)博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。現在、立教大学現代心理学部映像身体学科助教(任期付)、早稲田大学演劇博物館招聘研究員。大野一雄を中心に、舞踏とコンテンポラリーダンスを研究。共著にThe Routledge Companion to Butoh Performance (2019)。研究活動のかたわら、劇評を『シアターアーツ』『ダンスワーク』『artissue』等に寄稿。また、ドラマトゥルクおよび俳優として、鮭スペアレほか演劇やダンスの公演にかかわる。
1972年奄美生まれ。編集者、批評家。雑誌「Studio Voice」「Tokion」の編集長をつとめ、2009年に独立。著書に『前衛音楽入門』(ele-king Books)。編著に『捧げる 灰野敬二の世界』『山口冨士夫 天国のひまつぶし』、監修書に「ele-king」「別冊ele-king」など多数。ロックバンド湯浅湾のベース奏者として『港』『浮波』『砂潮』『脈』(boid)などに参加。
美術評論家。東京大学大学院英米文学博士課程満期退学、プリンストン大学より比較文学の博士号取得。国内外の美術学術誌や企画展カタログに同時代の日本や英米の現代美術の潮流や作家について論文を寄稿。執筆カタログは、『Super Rat: Chim↑Pom』(パルコ出版., 2012); 『Ryan Gander: Catalogue Raisonnable』Vol. 1 (フランコ・フィッツパトリック出版, 2010); 『Ice Cream』(ファイドン, 2007);『Little Boy: the Art of Japan’s Exploding Subculture』(ジャパン・ソサエティ、エール大学出版部, 2005)。著書に『芸術が終わった後のアート』(朝日出版、2002)『マイクロポップの時代:夏への扉』(2007年、水戸芸術館)、『ウィンタ−ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』(2009年、原美術館)。多摩美術大学非常勤講師。
1964年愛知県生まれ 東京在住 写真、映像、音楽、言語、偶然に見つけたものなど、フィールドワークを通して集められた様々な素材を組み合わせたインスタレーションを国内外で発表。誰もが日常生活に抱える不器用で愛しい感情の痕跡を比喩的に視覚化する。 主な個展に「Art & Breakfast ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア」(CAAM – Atlantic Center of Modern Art(スペイン、2017年)、「Green on the Mountain」(ウィーン分離派館・セセッション、オーストリア、2006年)、「あいちトリエンナーレ2016」(愛知芸術文化センター、2016年)参加
日本生まれ。サンフランシスコに留学後、なぜかタイに住み始め、現地でタイ人、英国人と共にバンドFUTONを結成。バンコクの大学生を中心にインディーズシーンで人気となる。ベトナム、上海、マレーシア、シンガポール、イギリス、フランス、ドイツにもツアーをし、東京でも菊地成孔、野宮真貴、バッファロードーター、コーネリアスなどと共演。エイベックスから日本版アルバムも発売された。現在は東京に在住、ソロのシンガーソングライターとして都内でライブ活動など行う。2017年にシングル「フェイクフード/すっぱい葡萄」を発売。www.momokomotion.com
1981年生まれ、東京在住。フリーランスにて現代アートに関する展覧会、フェスティバル、アートアワードなどの企画・運営、コーディネートに携わる。企画した主な展覧会として「Alterspace – 変化する、仮設のアート・スペース」(アサヒ・アートスクエア、2014年)、「皮膚と地図:4名のアーティストによる身体と知覚への試み」(愛知芸術センター、2010年)などがある。2015年から東京造形大学非常勤講師。東京大森でLittle Barrelプロジェクトルームを運営。 http://littlebarrel.net/
1980年生まれ。美術家。 コンポジション(構築)へのアプローチではなく、環境などの諸条件によって変化してゆく「事象」にフォーカスするインスタレーションやスカルプチャーを制作。近年の個展に「Parade(a Drip, a Drop, the End of the Tale)」(ジャパンハウス サンパウロ、2021年)、「SP. by yuko mohri」(Ginza Sony Park、東京、2020年)、「Voluta」(カムデン・アーツ・センター、ロンドン、2018年)があるほか、「第34回サンパウロ・ビエンナーレ」(サンパウロ)、「グラスゴー・インターナショナル2021」(グラスゴー)、「アジア・パシフィック・トライエニアル2018」(ブリスベン)、「リヨン・ビエンナーレ2017」(リヨン)など国内外の展覧会に参加。2015年、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとして渡米。2022年、アンスティチュ・フランセ シテ・アンテルナショナル・デ・ザール2020 ローリエットとして渡仏予定。 https://www.mohrizm.net/